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求人票の無料テンプレートを使って、求職者の応募を増やす書き方のたった1つのポイントとは?

求人票の無料テンプレートを使って、求職者の応募を増やすためのたった1つのポイントとは?

歯科医院を経営されている院長先生。

「求人を出しても応募が来ない」
「応募は来るけど、なかなか良い人材に出会えない」
とお困りではありませんか?

WEB検索で「求人票」と検索すると、”テンプレート””無料”といった言葉が続いて出てきます。
それだけ、多くの方が求人票のテンプレートに関心を持っている証拠です。

仮に先生がテンプレート使って求人票を作成する際、「たった1つのポイント」があります。それは「ターゲット人材を絞ること」です。

他のサイトなどでは、求人票作成の「4つのポイント」「5つのポイント」といった解説がよく見られますが、このターゲット設定ができていないと、他のポイントがいくら優れていても効果を発揮できません。

そこでこの記事では、歯科医院向けに、求職者の応募を確実に増やす求人票の書き方のポイントを詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 求人票で最も重要な「ターゲット設定」の考え方
  • 歯科医院に特化した求人票の書き方
  • 無料テンプレートを効果的に活用する具体的方法
  • 応募数を増やすための実践的なチェックポイント

多くの歯科医院が抱える採用難の現状

全国には、約68,000件の歯科医院があり、当事務所の所在地である神戸市内には2,000件以上の歯科医院があります。

全国的に歯科衛生士の有効求人倍率は23倍を超えており、これは「1人の歯科衛生士を23の歯科医院が奪い合っている」という状況です。

このため、歯科衛生士をはじめとして、歯科医院でのスタッフ採用競争は年々激化しています。

なぜ「ターゲットを絞ること」が求人票作成のたった1つのポイントなのか?

求人票の書き方を解説する記事では、一般的に以下のようなポイントが紹介されています。

  • ターゲット人材を絞る
  • 仕事の内容をわかりやすく書く
  • 専門用語をつかわずに具体的に書く
  • ターゲット人材へのアピールポイントを書く
  • スタッフの声を載せる
  • 休暇実績などを具体的な数字で載せる

これらのポイントは確かに大切です。

ですが、これらすべてのポイントは、ターゲット人材を絞って「誰に向けて書くのか」が明確でなければ、全く効果を発揮しません

そのため、当事務所では、【ターゲット人材を絞る】は他のポイントと同列ではなく、別格ですよ。とお伝えしています。

実際、多くの歯科医院では、ターゲット設定が明確ではありません。その結果、以下のような状況に陥っています。

ターゲット不明確な求人票結果
「未経験者”も”歓迎」経験者・未経験者どちらにも刺さらない
「正社員・パート募集」働き方の具体的イメージが湧かない
「やりがいのある職場です」どのようなやりがいがあるのか不明
「アットホームな雰囲気」具体例がないと信用できない

このような曖昧な求人票では、どうしても他の医院と似たような内容になってしまい、結果として給料や休日、駅からの距離といった「条件面」だけで比較されることになります。

歯科医院だけではなく、ありとあらゆる業界の求人票で「ターゲット設定が明確になっていない」ケースが散見されます。

今の時代は、「うどんもラーメンもパスタもなんでも美味しいです」というお店よりも、「塩ラーメン1本で勝負しています」というお店の方が人気が出る時代です。

求人も同じです。「誰でも歓迎」という間口の広い求人よりも、「あなたのための求人です」と明確に伝わる求人の方が、応募率は圧倒的に高くなります

例えば、ターゲットの絞り方として、転職サイト「Doda」でおなじみのパーソルキャリアさんの記事が参考になります。

※参考:パーソルキャリア株式会社「効果が出る求人広告の作り方①~ターゲット設定編」(https://www.dodadsj.com/content/180228_kyujin_target/)

歯科医院向け「ターゲット設定」の具体的方法

それでは、具体的にどのようにターゲットを設定すればよいのでしょうか? 歯科医院に特化した方法を解説します。

求人ターゲット設定の3ステップのイメージ図

最初のステップは、雇用形態を明確にすることです。正社員とパートでは、求職者が求める情報が全く異なります。

雇用形態求職者が重視する情報求人票に書くべき内容
正社員キャリアアップ/昇給制度/安定性福利厚生/社会保険/賞与/昇給実績
パート・非常勤シフト柔軟性/時給/勤務日数週○日から可/時間帯選択可/急な休み対応

上記はあくまでも一般的な例です。実際のターゲット設定によって求職者が重視するポイントが変わります。

経験レベルによって、求人票に書くべき内容は大きく変わります。

経験レベル重視するポイント求人票での訴求例
新卒・未経験研修制度/成長環境/サポート体制「先輩衛生士がマンツーマンで指導」
経験3~5年スキルアップ/働きやすさ「予防歯科に注力/セミナー参加支援」
ベテラン(10年以上)給与水準/役割/裁量「経験を活かしてリーダー職も」
ブランクあり復帰のしやすさ/不安解消「5年ブランクOK/ゆっくり慣れていける」

採用においては、求職者の悩みに合わせたターゲット設定が特に効果的です。

  • 未経験者(新卒など):教育体制や先輩スタッフはどんな人たちか
  • 子育て中ママ:産休育休実績/急な休み対応/時短勤務が可能か
  • 歯科衛生士としてのキャリア重視:院長の専門/キャリアパス/設備/研修はどうか
  • その他の例:厚生年金/年間休日日数/有給休暇取得率/残業時間/人間関係

無料テンプレートを使った実践的な求人票作成方法

ターゲットが明確になったら、無料テンプレートを活用して求人票を作成しましょう。ここでは、歯科医院向けの具体的な書き方を解説します。

求人タイトルは、ターゲット層に「これは自分のための求人だ」と一瞬で理解してもらうことが重要です。Indeedやハローワーク求人などでは、職種記入欄が求人タイトルの代わりにになります。

悪い例:「歯科衛生士募集」

良い例(子育て中ママ向け):
「【週3日~OK】子育て中ママ活躍中!急な休みにも理解ある歯科衛生士募集」

良い例(新卒向け):
「【マンツーマンサポート】未経験から成長できる!先輩が丁寧に教える歯科衛生士募集」

Indeedの場合(特に無料掲載)、職種記入欄に、職種以外の情報を記入すると掲載されない可能性があります。そのため、職種よりは目立ちませんが、求人アピール欄に、ターゲットに向けたメッセージを入力します。

「歯科衛生士業務全般」だけでは伝わりません。ターゲット層が「自分にできそう」とイメージできる具体性が必要です。

新卒・未経験向けの例:

【仕事内容】
・スケーリング、TBI、SRPなどの診療補助
・予防歯科のカウンセリング
・診療器具の準備・片付け

【1日の流れ】
9:00 出勤/ミーティング
9:30 午前診療(患者様4~5名担当)
13:00 昼休憩(1.5時間)
14:30 午後診療(患者様5~6名担当)
18:30 片付け/カルテ記入
19:00 退勤

※最初の3ヶ月は先輩衛生士がマンツーマンでサポートします

こちらの例は、スペースの都合上比較的簡潔に書いておりますので、より具体的に仕事内容を記載することをおすすめします。

ここも重要です。曖昧な表現は不信感を生みます。具体的な数字と条件を明記しましょう

悪い例:

勤務時間:9:00~18:30
休日:週休2日(日曜+他1日)
給与:月給25万以上
福利厚生:社会保険完備

良い例:

【勤務時間】
9:00~13:00/14:30~19:00(休憩1.5時間)
※残業月平均5時間以内

【休日】
週休2.5日(日曜+水曜+木曜午後)
※祝日がある週は週休3日になります
年間休日125日/夏季休暇5日/年末年始休暇5日/GW休暇

【給与】
月給28万円~33万円
※経験3年:月給30万円/経験5年:月給33万円(実績)
※昇給年1回(平均8,000円)/賞与年2回(昨年実績3.5ヶ月分)

【福利厚生】
・社会保険完備(協会けんぽ/厚生年金/雇用/労災)
・交通費全額支給(上限月2万円)
・制服貸与
・歯科治療費補助(自己負担1割)
・セミナー参加費全額負担(年3回まで)

給与範囲は極力広くならないようにします。あまりに範囲が広い(例えば10万円など)と、求職者は自分はいったいどれくらいの給料になるんだろうと疑問に思ったり、きっと経験豊富な人じゃないと無理だろうと思ってしまう可能性があります。

「アットホームな雰囲気」だけでは伝わりません。具体的な情報を書きましょう。

具体的な記載例:

【当院について】
・ユニット4台/1日平均患者数35名
・患者層:成人50%、こども40%、高齢者10%
・小児歯科に力を入れているため、子ども好きな方に最適です

【スタッフ構成】
・院長(54歳/男性/おっとりした性格)
・歯科衛生士3名(20代2名、30代1名)
・歯科助手2名
・受付1名
※20~30代の女性スタッフが中心で、月1回の食事会(自由参加)、スタッフ主催の誕生日会などを実施しております。

【働きやすさ】
・引っ越し等によるやむを得ない理由を除いての退職者は、過去〇年間で1名です。
・月1回の院内勉強会でスキルアップ
・スタッフ全員が有給を100%取得(昨年実績)
・産休育休取得実績あり(過去3名が復帰)

社労士が教える求人票作成時の労務管理ポイント

求人票を作成する際、労務管理の観点から注意すべきポイントがあります。神戸市の小規模歯科医院では、以下の点を特に意識してください。

  • 「○○歳以下の方」→ 年齢制限は原則禁止(例外事由がある場合のみ可)
  • 「女性限定」→ 性別による募集制限は禁止
  • 「試用期間中は社会保険なし」→ 労働条件の虚偽記載
項目記載例
就業場所神戸市○○区○○町○-○-○
業務内容歯科診療補助、予防処置、保健指導
労働時間9:00~19:00(休憩1.5時間)
休日週休2日(日曜・祝日・他1日)
賃金月給28万円~(経験・能力による)
社会保険健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険

求人票と実際の労働条件が異なる場合、以下のような労務トラブルが発生します。

  • 内定辞退・早期離職の原因になる
  • 労働基準監督署への相談・申告につながる可能性
  • 職業安定法違反として指導を受けるリスク
  • SNSでの悪評拡散による採用への悪影響

求人票は「労働契約の前提」となる重要書類です。事実と異なる情報は記載しないように注意してください。

求人票作成後のチェックリスト

求人票を完成させたら、以下のチェックリストで最終確認をしましょう。

  • 雇用形態(正社員orパート)が明確か?
  • 経験レベル(新卒/経験者/ブランク)が絞られているか?
  • 求職者の悩みが想定されているか?
  • ターゲット層に「自分のための求人だ」と伝わる内容か?
  • 勤務時間が「○時~○時(休憩○時間)」と明記されているか?シフト制の場合は全パターンが鬼才れているか?
  • 休日が「週休○日(具体的な曜日)」と書かれているか?
  • 給与が「月給○万円~○万円」と具体的な金額が示されているか?
  • 社会保険の種類(協会けんぽor歯科医師国保)が明記されているか?
  • 1日の患者数やスタッフ構成が数字で示されているか?
  • 「盛った」表現や誇張表現がないか?
  • 実際の労働条件と求人票の内容が一致しているか?
  • 職場の課題や注意点も正直に書かれているか?
  • 写真や情報が最新のものか?
  • 年齢制限や性別限定の表現がないか?
  • 最低賃金を下回る時給になっていないか?
  • 労働基準法で明示が必要な項目が全て記載されているか?
  • 試用期間中の条件が明確に書かれているか?

まとめ:求人票で最も重要なのは「ターゲットを絞ること」

本記事では、神戸市の歯科医院向けに、求職者の応募を増やす求人票の書き方を詳しく解説しました。

  • 「ターゲットを絞ること」が求人票作成で最も重要なポイント
  • 雇用形態・経験レベル・悩みの3軸でターゲットを明確化する
  • 「誰でも歓迎」ではなく「あなたのための求人」と伝わる内容にする
  • 勤務条件・待遇は具体的な数字で明記する
  • 「盛った」表現は避け、誠実でリアルな情報を発信する
  • 労働基準法・職業安定法を遵守した記載内容にする

歯科医院の院長先生が、自分もスタッフも働きたくなる組織づくりを実現するため、ぜひこの「たった1つのポイント」を実践してみてください。

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※本記事の情報は2026年2月時点のものです。法令や制度の変更により内容が変わる場合がありますので、最新情報は各関係機関にご確認ください。

ABOUT US
社会保険労務士×生成AI活用アドバイザー 小西朋安
小西 朋安社会保険労務士×生成AI活用アドバイザー
社労士歴19年で、元プログラマーの異色キャリア。 わかりやすい就業規則の作成・経営理念の策定・浸透支援など、職場のあり方づくりに長年取り組んでいる。 近年は、GPTsを活用した求人原稿作成ツールや業務支援AIを自ら開発し、飲食店、美容室、歯科医院などの生成AI活用を積極的に支援している。